フェイト・ステイナイト。
名前は効いたことなくとも、画像をみれば分かる方もいるのではないだろうか。
第一作目は2006年1~6月まで全24話が放送された。
2chなどでも騒がれたフェイト・ステイナイト。
そんなFate/stay nightが生誕10周年を記念し第2作目を公開している。
そんなFate/stay nightをご紹介しよう。
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作品紹介
2014年10月から放送のテレビアニメ。
同人サークルとしてスタートしたTYPE-MOONの初商業デビュー作であるPCゲームの「Fate/stay night」の3つの物語ルートのうちの一つをテレビアニメ化した作品。
原作シナリオは、奈須きのこ氏で、彼の書いた他の作品と世界観が連動している。
本作は、過去に「スタジオディーン」によって2010年に映画化されているが、2012年に本作の前日譚である「Fate/zero」を製作した「ufotable」によって2014年にTVアニメとして再度製作された。
作品内容
本作は、現代日本の一都市「冬木市」に数十年に一度現れる、あらゆる願いを叶える「聖杯」を巡り、7人の魔術師が殺し合いを問わず争う「聖杯戦争」を描いている。
聖杯によって選ばれた7人の「マスター」とよばれる魔術師は、「サーヴァント」と呼ばれる使い魔を召喚し、他の魔術師たちとの戦いを行う。召喚される「サーヴァント」は過去・現在・未来の英霊たちであり、魔術師でさえも対抗し難い強大な力をもっている。
戦いは、7体のサーヴァント(セイバー・アーチャー・ランサー・キャスター・アサシン・バーサーカー・ライダー)が全て召喚されることではじまり、冬木市のあらゆる場所、あらゆる時間に行われる。ただし、絶対的な条件として、魔術師やサーヴァントの戦いは一般人に見られてはならず、戦いを目撃した人間は口封じに殺さなくてはならない。
本作の主人公・衛宮士郎は、10年前に行われた前回の聖杯戦争の戦いに巻き込まれ両親を失った孤児であり、その10年前の戦いに参加した魔術師の一人・衛宮切嗣の養子となったことで、わずかながら魔術を使用できるようになる。
切嗣は士郎を引き取って数年で病死し、士郎は聖杯戦争の存在を知らなかったが、10年前からの因縁により、いつの間にかマスターに選ばれており、次第に戦いに巻き込まれていく。
主要登場人物
衛宮 士郎
主人公
魔術師の養子となり育った半人前の魔術師。前回のマスターの一人だった義父・衛宮切嗣の残した因縁から、今回のマスターに選ばれ、剣のサーヴァント・セイバーを召喚する。使用できる魔術は、物の構造を解析し強化するという、初歩魔術のみ。切嗣が自分の命を助けてくれたことから、「正義の味方」になることを本気で望んでいる。
遠坂 凛
ヒロイン
代々が魔術師の家系に育ったエリート魔術師。父・遠坂時臣は、前回の聖杯戦争のマスターであったが、その戦いで死亡。遠坂家の悲願である聖杯を手に入れるため、アーチャーのサーヴァントを召喚する。士郎の同級生。
間桐桜
士郎の後輩で、とある出来事をきっかけに士郎の食事の世話をしている。本来は、遠坂家の次女であったが、10年前、遠坂家の当主だった時臣の決定により、間桐の家の養子となった。実は魔術師でもあるが、本作品で描かれているルートでは、大きな役割はない。
セイバー
士郎に召喚されたサーヴァント。実は10年前に士郎の父・衛宮切嗣にも召喚されたサーヴァントであり、本名を「アルトリア」という。英霊として知られる名はイングランドの伝説的英雄「アーサー王」だが、本作では実は少女であったという設定となっており、金髪の美少女として描かれている。
サーヴァント
アーチャー
凛の召喚したサーヴァントで、本作の最重要人物の一人。赤い服を身に纏った長身の男で、弓を操るサーヴァントである。凛が不完全な召喚儀式をおこなったという事を理由に、英霊としての自分の素性を隠しているが、その真名は「エミヤ」であり、実は、本作の主人公・衛宮士郎が成長し英霊となった存在である。「正義の味方」を目指し精進した士郎が、理想を追究し人を助け続けたものの、助けた人間に裏切られるなど、人間の醜い姿を見せられ続けたことで、英霊となって過去の自分を殺すことを目的としている。
ランサー
召喚されたサーヴァントの一人。英霊としても真名はケルト神話の英雄「クー・フーリン」。本作では、凛の魔術の師でもあり、実は時臣を殺した張本人でもある言峰綺礼のサーヴァントだが、実際は、別に彼を召喚した女性がいたが、綺礼が彼女を騙して殺害しマスターの地位を奪い取った。
キャスター
魔術師の英霊のサーヴァント。真名はギリシャ神話の裏切りの魔女「メディア」。
アサシン
暗殺者の英霊のサーヴァント。本来はマスターになるはずはないキャスターが魔術師として呼び出した。真名は「佐々木小次郎」イレギュラーな召喚のされ方をしたため、様々な制約がある。
バーサーカー
狂戦士のサーヴァント。真名は「ヘラクレス」。士郎の義父・切嗣の実子であり、士郎とは義姉弟にあたる、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンに召喚される。
ライダー
本来は間桐桜によって召喚されたが、桜が戦闘を拒否したことで桜の兄・慎二のサーヴァントとなっている。真名はギリシャ神話の「メドューサ」。
他の登場人物
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
士郎の父・切嗣の実子であり、魔術師としての能力としてはマスターのなかで最強の存在。実年齢は18歳であるが、容姿は銀髪・赤眼の少女。バーサーカーのマスター。
言峰 綺礼
「聖杯戦争」を監督する言峰教会の神父。凛の魔術の師であるが、実は凛の父・遠坂時臣を暗殺した張本人であり、凛はそのことを知らない。前回の聖杯戦争で切嗣とは因縁があり、また、監督役でありながら、マスターの一人である女性を殺して密かにランサーのマスターにおさまる。
ギルガメッシュ
前回の聖杯戦争で召喚されたアーチャーのサーヴァント。本来は消失するはずだったが、聖杯との間に起こったある出来事から、10年間も現世に居つづけている。前回の聖杯戦争では、はじめ遠坂時臣のサーヴァントだったが、綺礼を唆して時臣を殺させ、そのサーヴァントとなった。
今後の予定
「ufotable」の前作「Fate/zero」でも同様であったが、作画などのクオリティを高いものに保つために、全26話を一気に放送せず、半分の13話を放送したから、間を数カ月あけて後半の13話が放送されることになっている。前回同様であれば、後半の第2期は2015年4月から放送される。
スタッフ
原作……奈須きのこ
キャラクター原案……武内崇
監督……三浦貴博
音楽……深澤秀行
制作……ufotable
OPテーマ……綾野ましろ
EDテーマ……Kalafina
キャスト
衛宮士郎……杉山紀彰
遠坂凛……植田佳奈
イバー……川澄綾子
アーチャー……諏訪部順一
間桐桜……下屋則子
言峰綺礼……中田譲二