※下品な言葉が多いので閲覧注意
現在ヤングキングアワーズで「ドリフターズ」を連載中の平野耕太ですが、「ドリフターズ」同様に、カッコイイ台詞回しが特徴的な「ヘルシング」は、アニメの方も海外でも高い評価を得ています。
ちなみに、TV放映されたアニメオリジナルの方ではなく、原作を完璧に再現したOVA版のほうがお勧めです。
カッコヨサの形
英国国教騎士団「ヘルシング」は、対吸血鬼専門の特務機関。
そしてその主力は、究極の吸血鬼「アーカード」
彼らの敵は、謎の人工吸血鬼だったが、やがてその黒幕は自らを吸血鬼化させることにより戦争の再現を渇望するナチスの残党「最後の大隊」だった……
というストーリーなのですが、登場人物がどいつもこいつもチート揃いの化け物(比喩じゃなく)ばっかりで、カッコイイ台詞を吐きながら殺したり殺されたり、死んだり死なせたりします。
台詞のかっこよさのベクトルなのですが、なんというか、どっかフっ飛んだ感じの、イッちゃった感じの節回し?
「今からブッ殺しにいくぜ 小便は済ませたか?神様にお祈りは?部屋のスミでガタガタふるえて命ごいをする心の準備はOK?」
「さてと死のうぜ犬ども 畜生畜生って いいながら死のうぜ 腹に銃弾くらってよのたうちまわって」
「いいですか?暴力を振るって良い相手は悪魔共と異教徒共だけです」
「何という男だ 人の身でよくぞここまで練り上げた 敵よ!!殺してみせろ!!この心臓に銃剣を突き立ててみせろ!!500年前のように!!100年前のように!!この私の夢のはざまを終わらせてみせろ!!愛しき御敵よ!!」
こういうのが抜粋ではなく、ほとんどの会話シーンで常態的に使われているという半端無さ。
カッコヨクナイ台詞を探すほうか難しいというモノ狂いっぷりで、キャラクターが喋るだけでしびれること請け合いです。
絶大な反響を呼んだ『演説』海外の反応
一番有名なのは、作中の敵役「少佐」が部下に行う演説なのですが、「諸君、私は戦争が好きだ」から始まるこの演説には、海外から熱い反響が帰ってきました。
(演説の内容は「諸君、私は戦争が好きだ」「ヘルシング」で検索するとすぐに出てきます)
- くそ、この少佐は演説の仕方を知ってやがる。w(イギリス)
- いままで作られた中で最高の悪役。(スペイン)
- イキそうになった。(イギリス)
- 少佐が次の総統に相応しい。(ドイツ)
- 最高にイカれた戦争演説!!(フィリピン)
- この男は本物の反キリストだ。だからこそ俺は彼に憧れるんだ(オランダ)
- もしどっかの国が第三次世界大戦を起こす気なら。この演説を軍に対して行うへき(オーストラリア)
- 俺たちには彼のような悪役がもっと必用だな(アメリカ)
- 私はナチが好きだ。否、私はナチが大好きだ。(アメリカ)
- 突然どこでもいいから侵攻したくなった(ノルウェー)
最後の二つ、ちょっといいんかいお前? と突っ込みたくなりますが、さもありなん、というところです(笑)
観れば解ります!
主人公各がカッコイイのは当然なのですが、雑魚キャラや端役ですらいちいちカッコイイ台詞を吐いてくれるヘルシング。
全編ぶっとおしで観ても、退屈だけは絶対しません。
未見の方は、ぜひ一度お試しあれ!