『キルミーベイベー』というアニメをご存じでしょうか?
そうです。
- ○○なアニメあげてけ
- ○○なアニメ教えて
系のスレッドが経つと、かなりの頻度で誰かがしれっと「キルミー」と混ぜこんでくるあのアニメです。
『キルミーベイベー』を観たことはなくともニュースサイトやまとめブログなどに目を通されている方は、きっと名前だけは聞いたことがあるのではないでしょうか。
そんなざわつくアニメ『キルミーベイベー』をご紹介します。
目次
- 1 名作?迷作?『キルミー』の評価
- 1.1 作品の特徴
- 2 作品を語るネットの言葉
- 2.1 ぶっちゃけた話
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名作?迷作?『キルミー』の評価
- 「お前らの中の神アニメあげてけ」 : 誰か「キルミーベイベー」
- 「二周目見るほど好きなアニメあげてけ」 : 誰か「キルミー」
- 「声優がノリノリで演じてるアニメ教えろ」 : 誰か「キルミー」
- 「この話考えたヤツ頭大丈夫か?と思ったアニメ」 : 誰か「略」
- 「クソアニメ評論家のお前らが挫折を余儀なくされたアニメ」 : (ry
等々、様々なアニメスレで登場する『キルミーベイベー』の名前。
ここまで無節操に名前が挙がるアニメというのも、なかなかないと思われます。
名作と讃えられ、良作と褒められ、駄作とdisられ、狂ってるとすらうたわれるこのアニメの正体とは、いったいなんなのでしょうか。
作品の特徴
『キルミーベイベー』は、いわゆる「日常系」に属するアニメで女子高生同士のボケとツッコミの掛け合いが延々と続くアニメです。
しかし他の日常系アニメと異なり、極端なまでに登場人物が少なく
主人公のボケ担当「やすな」と、職業殺し屋のツッコミ女子高生「ソーニャ」に、職業ニンジャの「あぎり」が加わる程度。
つまり、高校を舞台にした日常で登場人物がたったの3人!
(幻の4人目「没キャラ」も、ごくごくたまに出てきますが)
これで話を引っ張れるのかと不安になりますが、果たして引っ張れている。と言えるかどうか……
やすなが馬鹿な行動をし、ソーニャを巻き込もうとして拒否られるも「本当は自身がないんじゃない?」と煽られてソーニャが手を出し、結果をやすなにからかわれてソーニャがやすなをぶん殴る。
だいたいこんな感じで、他の展開もかなりパターン化しています。
ニンジャのあぎりが出てくる場合は若干変化が付きますが、全体としては延々と単調な不条理ギャグが続きます。
盛り上がりもなければ、泣きもほっこりもありません。
他の日常系との大きな違いは、ツッコミが優しい言葉などではなく実力行使でぶん殴るという点でしょうか。
しかし、やすなはそれだけのことをやらかすし、殴られてもケロッとして
またソーニャにちょっかいをかけるやすなと、それを受けるソーニャが可愛いので見ていてあまり嫌悪感はわきません。(個人差はあると思われますが)
一方OPとEDの電波っぷりは確かに神がかっており、その中毒患者は年々増え続けております。
OP
ED
しかし、この作品の面白さを具体的に解説することは難しく、とにかく一度見て欲しい。としかここでは申せません(評者はキルミー中毒重篤患者です)
ただ第1話だけでは、この作品のテンポやノリに付いていくことができないことも多く、実際1話だけを見て切った人も大勢いますので
頑張って第3話までは観てみることをオススメします。
そうすれば貴方も、きっとどこかのスレッドで「キルミー」と呟くようになるでしょう。
それがよいことかどうかは解りませんが、愛するアニメができることは幸せでなことであるのは確かなのですw
作品を語るネットの言葉
前述したように、ネットでは肯定的・否定的とあらゆるシーンで名前があがる『キルミーベイベー』ですが、「○○名アニメある?」系スレッドでは、もはや定型句。あるいは挨拶とすら化しています。
しかしこの作品には強烈な個性と不思議な魅力があるのも事実で、様々な場所で『キルミーベイベー』を評する様々な賢者の言葉が刻まれております。
(もちろん酷評の嵐もありますが、酷評と賛辞が同居しているのが『キルミーベイベー』なのです)
- キルミーベイベーは人生
- キルミーベイベーは常に環境音代わりに流す
- 当時は誰も見てなかった。少数精鋭のキルミストだけが語り合ってたらなぜかクソアニメをみんなで褒めて、一体感を得る遊びをしてるんだと思われてアホみたいに人が寄ってきた
- キルミーベイベーは概念
- キルミーは見過ぎると中毒起こすから、あいつらはそんな被害者なんや
- なるほど…華々しさはないがじわじわ中毒症状を起こすアニメだって事なんだな
- どしたのわさわさ
- キルミーベイベーは見るもんじゃない。キルミーベイベーになるんだ
- 途中で切ったわ、最終回の1話前で切った。こんなアニメ最後まで見てられねーよ、最後まで観たら終わっちまうじゃないか…
- キルミーベイベーは聖書みたいなもんだよ
- 冗談で付き合ってたら本気で好きになっちゃったみたいな感じやね
- キルミーベイベーからは逃げられないんだ。忘れても無駄さ。影のようについてくるんだ。
- もう諦めて君もキルミーと向き合う時なんだ
- キルミーの面白さは自分で見出すもの。教えられるものではない
ぶっちゃけた話
『キルミーベイベー』は、その存在自体がネタになっていて、人気があるというよりは話題にしていじって楽しまれている。という感じです。
独特すぎる個性と画面から伝わってくる低予算っぷりなど。ネタ要素満載なので、アニメ談義が好きな人に弄ばれないわけがありません。
しかしながらこの作品を、ネタにしつつさらに面白いと思う人も相当数いる確かな証拠として(評者もけっこうなキルミストです)。
BD・DVDの売り挙げは、1巻が600枚代という大敗北だったにもかかわらず
1年半後のBlu-ray BOXは、初週だけで4000枚を記録するという謎現象を見せました。
⇒[Amazon:キルミーベイベー Blu-ray BOX]
ネタにされ話題になってから興味を持って観た人が、後に熱心な(BDを買うほどの)ファンになっていったことがうかがえます。
キルミー中毒の世界は楽しいですよ!
まずはお試しあれ!