PS2の『SIMPLE2000シリーズ』として2003年に発売されてからファンを獲得し続ける地球防衛軍シリーズも2017年6月をもって14周年を迎えました。
宇宙から突如飛来した異星人による地球侵略に地球防衛軍の一員となって視界を埋め尽くす数の巨大生物や大地を揺らすほどの巨大兵器を次々と駆逐していく爽快感と、初心者からガチゲーマーも唸らせるほどの難易度も用意されているゲームバランスが魅力の本作ですが、初代が発売された当時はゲーム雑誌に見向きもされず周りの評価も冷ややかなものでした。
しかし、プレイヤーの口コミなどから徐々に人気は高まっていく中シリーズを重ねるごとに進化を遂げてきた本作は、今や海外でも人気の高い作品となりついに最新作「地球防衛軍5」が今年に発売されることになります。
今年も折り返しとなり残す所半年を過ぎて参りましたが、地球防衛軍ファンの一人である私も発売を今や今やと期待して待っている状態ですw
そこで今回は発売の待たれる「地球防衛軍5」の概要と共に気になる発売日について迫っていきたいと思います。
今回の地球防衛軍は完全新作!
2003年の初代から数えて数々のシリーズを世に輩出している本作ですが、実は話の内容的に言えば初代とその後に発売された2の二つのみになっています。
2006年に発売されこれまでよりもグラフィック面で大幅に進化した『地球防衛軍3』は初代のリメイク。その正統続編にあたり更なる進化、新たな兵科を迎えて2013年にPS4から発売された『地球防衛軍4』はいわば2のリメイクにあたります。
その為、グラフィック面やシステム面においてはシリーズを重ねるごとに進化を繰り返してきましたが、ストーリー的な新作となると2が発売された2005年から数えて実に12年振りとなります。
これにはファンとして興奮を隠せませんねw
新たなる敵の名は『異星文明プライマー』
今回新たに地球へ侵略してくる異星体はその名も『プライマー』です。
実はこれまでのシリーズで敵が使役する巨大生物や巨大兵器などは数多く登場しているのですが、人に近い生命体というのは出てきてはいません。
これはもちろん前作までに登場していた『フォーリナー』はあくまで『地球外生命体』としか言及されていません。言ってしまえば金属生命体であっても『地球外生命体』ですよね。
しかし最新作の5はこれまでと一線を画して人型の異星体も登場します。物陰に隠れたり、統率のとれた戦略的行動も積極的に取ったりとこれまでになかった戦闘で地球を追いこんでいきます。
例えば上記の画像にあるプライマーは『コスモノーツ』というのですが、そのパワードスーツの下は…
こんな感じの分かりやすいグレイ型異星人というのですから、本作はこれまでのシリーズとは一線を画した正に『最新作』と言えますね。
ちなみに…
EDFが誇る4大兵科が敵を迎え撃つ!
新たなる敵プライマーに対抗するのは地球防衛軍(EDF)の精鋭達です。
3まで2兵科でしたが前作4より2兵科増えて4兵科となり今作も様々な武器を手に人類の想像を超えた相手に立ち向かいます。
特戦歩兵 レンジャー
軍の主力部隊である陸戦歩兵部隊の総称で、攻守のバランスの取れた最もポピュラーな兵科。
初代から続くいわば地球防衛軍の代名詞とも言える兵科でもありプレイヤーにとっては最も馴染み深い事と思います。重火器を用いて敵に突撃し、緊急時には前転をすることによって大地を埋め尽くさんとする巨大生物たちを華麗にかわして行きます。
追加された新要素
降下翼兵 ウイングダイバー
フライトユニットを装備した飛行兵。フライトユニットのエネルギーを同じくしたプラズマ兵器を使用した女性のみで編成した精鋭部隊になります。
2より登場している飛行兵で、強力な兵器に空を飛ぶ事による圧倒的な機動力が魅力であり強みである半面耐久が低いのがネック。笑えるくらいの紙装甲で、自爆で死ぬのは初心者なら誰もが通る道かもしれませんw
追加された新要素
空爆誘導兵 エアレイダー
歩兵でありながら空軍や砲兵に攻撃を指示する権限を持つ空爆誘導兵。
支援のスペシャリストではあるのですが、仲間の支援というより支援を要請するスペシャリストだと私が解釈しているトリッキーな戦闘が売りの兵科。
前作4から導入された兵科ですが、エアレイダーの登場によってこれまで支援機として登場していたヘリコプターや戦車、バトルスーツの意味合いが大きく変わりました。
本作でも数多くの支援機器が登場するのですが、それらに積極的に乗り込んで戦いたい人はこのエアレイダー一択です。
進化ポイント
二刀装甲兵 フェンサー
軍用外骨格「パワードスケルトン」を装着して強化した事により腕力は1トンを超え通常の歩兵では携帯不可能な重装備の形態が可能であり、さながら戦車に匹敵する火力を持つ重歩兵。
エアレイダーと同じく4から新たに参戦した兵科。貫通性能のあるスピアに他兵科の範囲攻撃武器のような破壊力のハンマーなどの強力な武装に加え、パワードスーツによって耐久力もばっちり。
避ける事を一切放棄したかのような重厚な戦闘が好みの方におすすめの兵科ですよ。
『2017年夏発売予定』から『2017年発売予定』へ
当初、地球防衛軍5の発売日は『2017年夏発売』と発表されていました。しかし、いよいよ夏の入り口も近づいてきたかという6月に急遽『2017年発売』と訂正が入ました。
これは実質的な発売延期の発表であり、夏発売を期待していたファンにしてみればいきなりの発表に驚きを隠せない所です。
延期の理由は「さらなるクオリティアップを図るため」と公式に発表されているが、敵異星体の名称変更などもあった本作だけに、「本当にそれだけなのか?」と勘繰ってしまうのは仕方のない事かも知れません。
異星体の名称変更って?
年末までには間に合うのか?
6月の段階で年内発売と発表した以上、2017年も半年を切っている現状を考えれば恐らく年末商戦には間に合う可能性が非常に高いです。
もちろんゲームの発売日が二転三転する事などそれほど珍しい事ではないのですが、仮に何らかの不具合が発生していたとしても目処がたっているからこそ夏→年内になった筈(目処が立っていなければ夏→未定に切り替わる可能性が最も高い)ですので、一瞬お預けをくらってしまったのは残念ですが、それほど長く待たなくても発売されると予想していますので、私的にはのんびり構えていますw
まとめ
如何でしたでしょうか?
私も作品のファンの一人として待ち望んでいたタイトルなだけに今回の発売延期は残念でしたが、年内で発売される可能性が高いので皆さんもどっしりと構えて待つ事がおすすめですw
最新作では攻撃を受けた敵の装甲が徐々に剥がれるエフェクトが追加されていたり、新たな天候として雨が追加されるなど、細かい部分で最高傑作といわれた4を超えた作品になるのではないかと期待しています。
また、細かい部分といえば全体的に1と2にあった特撮風の雰囲気も随所に盛り込まれているというのも古参のファンには嬉しいですねw
対巨大生物3Dシューティングゲーム「地球防衛軍5」発売までもう少しまってみましょう。