皆さんにとって思い入れのあるゲームというものはありますか?
例えば初めてやったゲーム。
例えばハマり込んで何十時間何百時間もやり込んだゲーム。
ゲームをする人であれば思い入れのある、思い出のゲームというものは多い筈で、それらが旧ハードであった場合は現ハードでのリメイクを待ち望んでいるという事は往々にあると思います。
もちろんその中には世間と自分の評価が一致する名作ゲームというものがありますが、今回ご紹介する「零 -刺青ノ聲-」もその一つになります。
本作は以前ご紹介した『零 zero』の3作目にあたる作品になります。
零シリーズは本作を最後にプラットフォームを任天堂に移して行くのですが、ライター的には現在発表されているシリーズの中でもトップクラスに思い入れのある作品です。
とはいえ思い入れといっても良い思い出だけではなく、本作品はライターに恐怖のトラウマを刻み込んだという意味でもとても思い出深い作品となっていますw
それではPS2を買ってでもやりたい名作ゲーム紹介として、今回はトラウマを植え付けるほどの最凶和風ホラー「零 -刺青ノ聲-」になります。
ホラーが苦手な人はご注意をw
目次
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前2作と地続きの世界観
本作はシリーズ三作目に当たるのですが、時系列でいえばこれまでの二作と地続きとなっています。
とはいえ純粋に前シリーズの続編という訳ではなくあくまで時系列が地続きという事ですので、本作が零シリーズ初プレイだとしても十分楽しめる使用となっていますが、これまでのシリーズをプレイしてきた人はより楽しめると思います。
また、本作ではメインの主人公に加えサブ主人公ともいえる二人のキャラクターを加えて三人のキャラクターを操作する事になり、そのサブ主人公はこれまでの2作品の関係者となっているのです。
これまでの作品の関係者が集まる
一作目『零 zero』の主人公である雛咲 深紅(ひなさき みく)。前作のラストから霊感を失っていたが本作で霊感を取り戻して行きます。
本作は零 zeroラストから二年が経過しており、当時女子高生だった彼女も本作の主人公・黒澤 怜(くろさわ れい)の元でカメラアシスタントして働いています。
本作では過去の氷室邸の悪夢に囚われていきます。
二作目『零 紅い蝶』の主人公である姉妹の伯父にあたる26歳の若手ノンフィクション作家の天倉 螢(あまくら けい)。深紅の実兄である雛咲真冬や怜の恋人の麻生優雨とは一時期仕事仲間だった経緯があります。
霊感はありませんが、本作のメインステージである眠りの家を調査していく事で囚われていきます。その際に姪が体験した皆神村を垣間見る事に。
ちなみに…
ライターにトラウマを植え付ける程の恐怖体験
零シリーズの醍醐味と言えばどれだけの恐怖を味わえるかという点にあると思います。
本作では『眠りの家』と呼ばれる悪夢の中にある広大な廃屋敷が舞台となっています。
始めは夢と現実で別れているのですが、物語が進むにつれて眠りの家で起こった悪夢が徐々に現実世界にも浸食していき、これまで何事も無かった現実にまで心霊現象が発生していきます。
全シリーズそれぞれにレベルの高い恐怖を与えてくれますが、現実と夢という異なる世界が徐々にあいまいになっていく感覚の所為か、個人的には本作がシリーズの中でもトップクラスの恐怖を味わえると感じますね。
ライターのトラウマ『床下の女』
恐らく私以外でもこの『床下の女』が苦手という人は多い筈。
話しが進行していく中で床下に潜る場面があるのですが、ただでさえ緊張感のある雰囲気に加えて絶対に何か出てくると確信めいた予感を抱えて床下を進んでいくと現れる四つん這いの女…。
敵としてもタイミングは取りづらいわ四つん這いで虫のように這って迫ってくるわ、ライターは正直半泣きでしたw
緊張感MAXの瘴気に包まれた世界
本作ではある章を境にほぼ全マップが瘴気に包まれ画面が白黒のモノクローム化してしまいます。
これまではモノクロの画面といえば凄惨な過去を表現するムービーの中だけだったものが常態化する事によって嫌でも緊張感があがってしまい、通常の敵キャラでも恐怖度2倍。
しかも、これまで限定的な登場だった捕まってしまったら確実に殺されてしまう『刺青の巫女』と高確率でエンカウントしてしまうというオマケ付きという極悪使用となっていますw
天野月子の歌う主題歌がマッチングしすぎてツライ
本作というよりも、今や零シリーズを語る時に切っても離せないのが天野 月子氏が歌う主題歌。
ストーリーを相当読み込んで作ったのか、それとも事前に深く打ち合わせをした後に作ったのか、作品との共鳴度が他のゲームの主題歌の比ではありません。
もちろん主題歌を抜きにして聴いても素晴らしい曲なのですが、ゲームをプレイした、クリアをした人ならば胸に入ってくる深さがまるで違います。
零シリーズをプレイしてファンになって、ゲームをプレイしなくなった後もヘビーローテーションで聴いているという人も多いのでは無いでしょうか?
最後に
前回ご紹介した時にも書きましたが本シリーズは非常にリメイクを望む声が高い作品となっており、実際に二作目の紅い蝶はXbox で一回、Wii・Wii Uで一回と計二回もリメイクされています。
しかしそれでもリメイクを望む声が止まないという事は、それだけで作品の人気度が伺えます。
また、リメイクと同じように新作を望む声というのも多く、現状2014年にWii Uで発売された濡鴉ノ巫女が最新作となっています。
これまで作品間の期間は4年程が最長でしたので、そろそろ新作の発表があるのではないかな? というのがライターの希望的予測ですが、皆さんはどう思いますか?