日本のゲームの歴史の中でハードというのは一つのその時代を表わすものでもあります。
今より20年以上前に隆盛を誇ったスーパーファミコン(以下SFC)も一時代を築いたハードであり、そのソフトには今尚リメイクを待たれる名作ゲームが数多くあります。
1993年に発売された「聖剣伝説2」もその一つですが、今回そんな聖剣伝説2がPS4とPS VITAでフルリメイクして新たに生まれ変わった「聖剣伝説2 SECRET of MANA」として私達の元へ帰ってきます。
気になるソフトの発売日は2018年2月15日と少し先の話ですが、今回はそんな気になるスクウェア・エニックスの新作「聖剣伝説2 SECRET of MANA」を旧SFC版も交えながらご紹介していきたいと思います。
もう一度聖剣を手に冒険の旅へ出る前の予習に如何ですか?
聖剣伝説というブランドを形作った名作
1993年にSFC用ソフトとして発売された「聖剣伝説2」ですが、タイトルに『2』のナンバリングがある通り聖剣伝説としては第2作目になります。
元々『聖剣伝説』というシリーズは、発売元のスクエア(現スクウェア・エニックス)の看板タイトルであったファイナルファンタジーの派生作品で1991年にゲームボーから発売された『聖剣伝説 〜ファイナルファンタジー外伝〜』を第1作目とするシリーズになります。
第1作目はあくまでファイナルファンタジーの外伝という雰囲気の強かった作品ですが、そうした流れを経て発売された「聖剣伝説2」は前作とは大きく異なった仕上がりとなっており大ヒット。以降スクエアの看板の一翼を担う程の人気シリーズとなりました。
そうした事からナンバリングでは2作目ですが真の意味で聖剣伝説を今のシリーズとたらしめたのは紛れもなく本作『聖剣伝説2』と言えるでしょう。
ちなみに…
SECRET of MANAという新たなる作品
今回フルリメイクで発売される事となりましたが、やはり気になるのは具体的にどういった風にリメイクされているのかという事だと思います。
上記のティザートレーラーを見ればある程度は分かるとは思いますが、進化したのは大きく分けて二つになります。
ヴィジュアル全編を3Dで再構築
SFC版から色彩豊かで美しい世界を誇っていた聖剣伝説2ですが、今回のSECRET of MANAではヴィジュアル面を全編3Dにてフルリメイクされています。
また、全編3D化に伴って操作性においても調整が入っているのも見逃せないポイントと言えますね。
キャラクターボイスに対応しフルボイスに
もう一つの大きなポイントとしてはキャラクターボイスに対応してフルボイスとなった点です。
気になるキャストは、
- ランディ…小野賢章(黒子のバスケ・黒子テツヤ役他)
- プリム…山本希望(アイドルマスター シンデレラガールズ・城ヶ崎莉嘉役他)
- ポポイ…加藤英美里(物語シリーズ・八九寺真宵役他)
となっています。
また、キャラクターボイスに対応した事によって物語を彩る数々のイベントシーンがトークイベントへと進化しています。
同じ作品でも声が当てられているのとそうでないのとでは全く印象が違う為、この変更点は非常に大きいと言えます。
ちなみに…
最後に
旧スクエアから続くシリーズで『ファイナルファンタジー』、『サガ』と並ぶ人気シリーズの『聖剣伝説』の中でも恐らく抜きん出て人気の高い「聖剣伝説2」のフルリメイクですが、想像以上に大きな進化を遂げている本作はもはや全く別のゲームと言えますね。
これくらいのフルリメイクだと丁度1992年に発売されたSFC『ロマンシング・サガ』を2005年にフルリメイクしたPS2作品『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』を思い起こさせます。
ロマンシング サガ -ミンストレルソング-は一度SFC版をやり込んできた私も熱中してやり込んだ経験があるだけに、同じようにフルリメイクされた本作にも期待が高まってしまいますね。
SFCから始まり、携帯版、スマホ版と細かくリリースされてきた聖剣伝説2の最終形態ともいえるフルリメイク版「聖剣伝説2 SECRET of MANA」は、来年2018年2月15日発売です!