【スターウォーズバトルフロント】神ゲーと言われる所以

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映画『スターウォーズ』を題材にしたゲーム。2004年にPS2等対応の第一作目が制作されました。

数多くあるスターウォーズゲームの中でも、ファンからは「ダントツの神ゲー」であると言われています。

なぜここまで人気があるのでしょうか。今回はその謎に迫りたいと思います。

そもそもスターウォーズって…

1977年に第一作が公開され、その後今現在まで世界中に熱狂的なファンを持つ、SF映画の金字塔です。

簡単なシナリオは以下の通りです。

長きに渡って、銀河系は共和国と、フォースの力を持ちライト・セイバーを駆使するジェダイ騎士団により統一されていました。

しかし、大昔に滅びた筈のシスの暗黒卿が台頭、ジェダイの騎士は滅ぼされ、共和国も解体、新たに銀河帝国が誕生し、銀河を恐怖と暴力で支配するようになります。

暗く貧しい時期が続きましたが、自由を求める人々が力を合わせ、反乱同盟軍を結成します。

そして、ジェダイの騎士の生き残り、オビ=ワン・ケノービと、ジェダイの末裔であるルーク・スカイウォーカーも立ち上がり、銀河帝国とシスの暗黒卿に立ち向かっていきます。

 

『スターウォーズ バトルフロント』はどんなゲーム?

前置きが少し長くなりましたが、ここでスターウォーズバトルフロントのお話に移りたいと思います。

スターウォーズバトルフロントは2004年に第一作がPS2、Xbox、PCで発売されたスターウォーズのゲームです。

https://www.youtube.com/watch?v=ZwWLns7-xN8

スターウォーズのゲーム、と聞くと、おそらくほとんどの方が「ダース・ヴェイダーと戦うのかな」、「主人公はジェダイの騎士かな」といった想像をされると思います。

スターウォーズには他のモブキャラを圧倒するような、強力な力を持った魅力あるキャラクターがたくさんいます。当然その作品のゲームといったら、こういった憧れの「ヒーロー」達を操って遊ぶゲームだろうと、ほとんどの方が期待するのが自然です。

しかし、このスターウォーズバトルフロントは違います。

このゲームの主役は、「モブキャラ」です。

映画で果敢にジェダイの騎士に戦いを挑むも、一瞬で敗れ、一瞬で画面からフェードアウトしてしまうような、「その他大勢」の兵士たちを操り、戦う戦争ゲームです。

一応ダース・ヴェイダー等のヒーローキャラも出てきますし、一定の条件下では操ることも可能ですが、メインはあくまで一般の兵隊です。

あまり良い例ではないかもしれませんが、例えば有名な漫画・アニメ作品の「北斗の拳」で、ケンシロウやラオウではなく、チンピラやゴッドランドの兵隊を操って戦う、みたいな感じです。

この「モブキャラ」を操って戦うという点。有名キャラのファンとしてはあまり魅力に映らないかもしれませんが、実はこの点こそが、バトルフロントが人気の要因なのです。

熱狂的ファンだからこそ有する、ある一つの憧れ

名前も何も無い、モブキャラを操ることの利点は何でしょうか。

それは、そのキャラに自らを投影しやすくなり、憧れの世界に入り込んだような気分を味わえることだと思います。

ダース・ヴェイダーや、ハン・ソロ等の有名キャラは、既にキャラが確立しています。ですので、彼らを操っても、もちろんそれはそれで楽しみもありますが、世界観への没入はしにくくなるでしょう。

作品とその世界観に大きく惹かれた熱狂的ファンがよくするのが、「もし自分がその世界に入れたらいいだろうな」という妄想です。私も小さい頃、よくスターウォーズの世界に入り、ハン・ソロの部下として戦う妄想をしていました。

そういったファンの妄想を叶えてくれるのが、この『スターウォーズバトルフロント』なのです。

お馴染みのSE・BGM,から、憧れの戦闘機、風景。こういったものに包まれながら、自らを投影した名もなき「モブキャラ」を操り、銀河の命運をかける戦闘に身を投じていく。

能力は高くありません。レーザー銃が当たったらすぐに死んでしまいます。フォースも使えません。

ですが、それが限りなくリアルなのです。

気が付けば、自分はすっかりスターウォーズの世界の一員になっています。

バトルフロントと同じような例

有名キャラでなく、言ってしまえば「無力」なモブキャラを操る、というゲームは少ないですが、個人的に似た作品として面白いのが、1997年にPS1で発売されたゲーム、「ゲゲゲの鬼太郎」だと思います。

このゲームは、知る人ぞ知るゲームで、発売から20年近く経った今でも語り草になっています

その最大の特徴は、主人公が鬼太郎といったメインキャラでなく、全く無力の一般人(あなた)であること。

鬼太郎の世界には、恐ろしい妖怪がたくさんいます。もちろん襲ってきます。しかし主人公は無力ですので、襲われても逃げるしかありません。

一人称視点の効果もあり、妖怪から逃げるスリルはかなりのものです。鬼太郎はあくまで偶に助けてくれるというポジション。まるで自分が本当に鬼太郎の世界の一員で、本当に妖怪に襲われているような恐怖とスリルを味わえます。

ゲゲゲの鬼太郎のゲームも幾つか制作されていますが、その中でもこの作品が一番有名なのは、やはりこういった世界観への没入と、それによって味わえるスリルが評価されているからでしょう。

 

まとめとシリーズ最新作

https://www.youtube.com/watch?v=wFcLiIWR9SY

自分を投影出来、スターウォーズの世界観に入り込める、限りなくリアル。この点が、スターウォーズバトルフロントの人気の秘訣です。

2015年11月。スターウォーズバトルフロントの最新作が、PS4等で発売されます。

よりリアルになった映像と音声は、バトルフロントの特徴である「世界観への没入」を、より強固なものにしてくれることでしょう。

発売が今から楽しみです。


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