テレビ東京で2005年10月?2006年9月まで全52話放送
月刊少年マガジン2003年3月?2013年4月の10年連載
2003年10月に単行本「capeta第1巻」発売し、全32巻になる。
放送時間が夕方の18時から放送したり、16時からの放送に変更されたり非常に見ることが難しい時間だったため、録音をして見ることが毎週の楽しみでした。
単行本も全館持っていますが、今回はテレビアニメcapetaをご紹介したいと思います。
あらすじ
母親が他界し、父親に育てられた主人公カペタは、父親に迷惑、我儘(わがまま)を言わないとっても素直な男の子だった。
そんなカペタがカートに出会い、初めてカートがしたいと自分の本心をぶつけたことが後押ししカートを始めることになる。
しかし、金銭面は乏しく、生活環境が悪かったため、カートは父親の手作りで、エンジンはもらいものであった。
そのカートで自身初の公式レース参戦を決意したカペタ。
未知の領域で、その走りで潜在能力を発揮する。
長年使ってきたカートをテクニックでごまかしながら見事な逆転優勝を遂げてきた。
そんな悪環境での経験が、環境に恵まれたカートに乗った時、驚くほどの能力を発揮するとはこの時はまだ思いもしなかった。
カペタは周りに支えられ、周りの期待を背負い、F1という大きな夢の舞台へ目指すアニメです。
キャラクター紹介
平 勝平太(たいら かっぺいた)
小学4年生でレイシングカートに出会った主人公。
愛称は「カペタ」
普段は温厚で優柔不断な性格で何事にも真剣に取り組んだりはしないマイペースな少年。
レーシングカートと出会い、本格的にレースを始めたいと本気で打ち込むことになる。
レースでは闘争心?き出して真っ向から闘う。
常に逆境からのスタートをチャンスと実力に変える男。
源 奈臣(みなもと なおみ)
カペタの永遠のライバル。
カートチーム「オートハウスレーシング」のエースドライバー。
カペタとは真逆の優遇された環境で、幼少期からF1ドライバーとなるべく英才教育をされた努力の天才ドライバー
冷静沈着で感情を滅多に出すことがなく、プロ意識が非常に高い。
カペタをカートテクニック面ではライバルとして認めているが、環境作りの甘さに対しては不満も漏らしている。
この二人は小さい頃から、ライバルとして認め合っているものの実際、対戦したことはテレビアニメでは全くといっていいほど無い。
その理由として、一つ年上である源がカペタが追いつく度に上のクラスに上がるためである。
最終回にそんな天才二人がカートで直接対決をするのだが・・・
名場面・シーン
カート初体験のカペタだったが、もらったボロカートとボロエンジンをうまく使い乗りこなしていた。
同じコースを走っていた他のレーサーをカペタが何週もかけて、距離を縮め一瞬は追いついたがすぐに引き離されてしまう。
実はエンジンを馴らしてただけで、全く本気で走っていないカートだった。
カートから降りてしばらく無言になった後に言葉を発したシーンです。
カペタセリフ
お父ちゃんがオレのために作ってくれたカートなんだっ….
お父ちゃんの社長がくれたエンジンなんだぞっ…..
だから….ぉれ…おれ…あんな必死に走ったのに…..
ぜ…全然本気じゃない…
全開じゃないエンジンに….なんで….なんで…..(泣)
ェ..エンジンが全然違うと…どんなに頑張っても全然関係ないの?
な・・・なんなんだよ カートって…..
くっ・・・くそぉぉっ!!
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カペタは環境に恵まれておらず、資金もありません。
だからこそ、お金をかけないような形でカートを作ったのですがカートのせいにすることなく、自分の実力がないからだと試行錯誤することでカートの能力を最大限引き出す努力をしました。
その結果、みんなが協力して作ってくれたカートがあっさりと否定されたことが本当に悔しかったことが、このシーンでは伺うことができます。
私ももちろん悔しかったです!!視聴者でも、心はチームカペタの一員ですから!!
個人的評価
お勧め度 ★★★★★
このアニメの最大の特徴はBGMです。
空気・流れが変わった時に、必ずBGMがかかるのですが、臨場感がすごく何度感動させられたことか。
そしてなんと言っても、不利な状況からの逆転勝利ですね。
逆境や困難をもろともせず、ピンチをチャンスに変えてしまう諦めない心。
テクニックで魅了し、周りの心を動かすほどの力。
そして何よりカートに対する熱い想いがビンビンとBGMを通して伝わってくるのがこのアニメの良さだと思います。
ライバルと切磋琢磨して、技術的にも精神的にも成長していく姿はとても美しく、面白い作品に仕上がっています。
カペタは私たちに夢を見せてくれるんですよね….(アニメだから当たり前ですが)
感動して熱くなりたいならこの作品が本当にお勧めです。