日本テレビで第1期、第2期合わせて全50話放送された。
- 第1期 2011年10月?2012年3月 全25話
- 第2期 2013年1月?2013年6月 全25話
BE・LOVEでは2007年12月から現在も連載が続いています。
2008年5月に単行本「ちはやふる第1巻」発売し、現在全26巻になる。
2009年のマンガ大賞を受賞したほどの作品です。
競技かるたを題材とした少女漫画で、競技かるたとは小倉百人一首を取り合う競技のことである。
単行本も全館持っていますが、今回はテレビアニメちはやふるをご紹介したいと思います。
あらすじ
主人公:綾瀬 千早が競技かるたに初めて触れたのは、同じ学校の友達に綿谷新という子に一緒とかるたをやることになったのがキッカケである。
それ以降、競技かるたに興味を持ち始め綾瀬 千早と綿谷 新、真島 太一の三人でかるたを真剣に始めることになる。
3人ともかるた競技における最高位である名人位・女王位を目指しており、学生生活の中で日々練習をし切磋琢磨していく。
かるた競技の練習や大会で起こる、困難や自己嫌悪、仲間割れなど様々な問題に直面するが、メンバー同士で協力して解決してゆく姿が描かれている。
その中で男と女の恋愛感情が揺れ動く…..
名人位と恋人の座の奪い合う戦いを制するのは!?
キャラクター紹介
綾瀬 千早(あやせ ちはや)
かるた白波会所属のA級選手の主人公。
夢や目標もなく過ごしてきたが、かるたに出会い名人・女王になることに全生活を捧げている。
容姿端麗で情熱が人一倍強く、責任感がある女の子だが、「かるたバカ」「無駄美人」のような名称が付けられるような女の子である。
高校時代はかるた部自体なく、自分で一からかるた部の人数を集め設立するほどの熱の入れようである。
耳が非常によく、一字決まりと呼ばれる読み札に関しては飛びぬけたスピードを持っている。
恋愛経験がなく、非常に鈍感なため周りの恋愛事情をややこしくしている張本人。
真島 太一(ましま たいち)
かるた白波会所属のA級選手であり、千早の幼馴染。先生からはなぜか「まつげ君」と呼ばれている
スポーツ万能、成績優秀のイケメン、かるた競技において、場所や読み札を的確に覚えるという優れた才能の持ち主。
非常に負けず嫌いだが、頭が良いため物事の見極めが早く、諦めも早かったが白波会師匠である原田先生と出会い変わっていく。
家系が医者ということもあり、文武両立が絶対条件。成績学年トップをキープできなければ、退部という約束がかるたができる条件。
千早のことが小学校の時から好き。
綿谷 新(わたや あらた)
福井南雲会所属のA級選手。千早がかるたを始めたキッカケの小学校の同級生。
かるた界の永世名人である祖父に小さい頃から教え込まれ、小学校時代は無敗の天才少年。
寡黙で大人しい性格だが、かるたになると一変し手加減は相手に失礼だという理由から一切容赦しない。
千早のことが好きで、告白までしたことがある。
名場面・シーン
白波会の師匠である原田先生と太一が久しぶりに千早のかるた競技大会の応援で再開。
太一が高校でかるたをやっていない理由説明をしているシーンです。
原田先生<まつげ君 千早ちゃんと同じ高校なんだって?かるた部とかないだろ?白波会の練習に顔出しなよ?
太一 <俺サッカー部に入ろうと思ってるんです。
原田先生<まつげくん! 二股はよくないよっ! 名人になれん!!
太一 <やめてくださいよ俺はそんな…..
太一 <先生。俺中学でもかるたやったんです。 同窓会で細々だけど….
太一 <かるた練習して少しずつと強くなって..で・・・でもわかってるんですよ俺は….
太一 <俺は…青春全てかけたって新より強くなれない。
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(ちはやの中学時代の回想)
原田先生<どうして陸上部?何か理由があるのかい?
千早<ピストル聞いて飛び出す瞬間ってかるたみたいって思ったりするの。体力が付くし、全部かるたに繋がります。
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原田先生<青春全部かけたって強くなれない?まつげ君。かけてから言いなさい。
この名場面何度見ても、感動で涙しました。
才能ある天才が努力しているのに、一般人が努力をどれだけしても勝てないとわかっているシーンです。
太一の気持ちはよくわかります。あまりに実力差がありすぎると練習をしても絶対に追いつけないと思ってしまい、やる気をなくしてしまうことは多くあると思います。
しかし、努力をすることによって才能が開花するかもしれない。そういう可能性を原田先生は示しているのではないでしょうか?
物事の諦めに対して深く考えさせられるシーンでした。
個人的評価
お勧め度 ★★★★★
才能は努力で埋めることができないと思い知らされる作品です。
名人・女王を目指している主人公も才能の片鱗を見せていますし、また才能を持っている者こそ誰にも劣らぬ努力しています。
そして一緒に頑張れる仲間がいるからこそ、努力をし続けるということを私は学びました。
千早の新と太一との別れのシーン
中学校は、新は地元の福井へ引越し、太一は新学校への進学を決め、一緒にかるたができなくなった。
千早<一人になるんなら、かるたなんか楽しくない。
新 <か…かるたを一緒にしてくれてありがとな、たぶんもう会えん
千早<あたしたちにはかるたがあるから 絶対あえるよ
….続けてたらまた会える絶対あえる….
かるたは人と人を繋ぐ一つのツールであり、そのツールに関わっている間は遠くへ離れても決して切れることがない。
目指す所が同じであれば、尚更、もう会えなんてことはないという意味を込めたと思われる千早の名言です。
同じ目標を持つ仲間はとても貴重な存在で、かけがえのない仲間です。
この作品は心から成長させてくれます、是非ご覧ください。