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【Free!】完全新作劇場版が10月28日公開! 男性にこそ知って欲しい本作の魅力って?

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男子の水中競技を題材としたアニメと言えば今年の夏アニメで放送された「DIVE!!」が記憶に新しい所ですが、それ以外となった場合真っ先に思い浮かべるのは2013年に放送された競泳を題材としたアニメ「Free!」ではないのでしょうか。

1期2期合計25話に過去を描いた新作劇場版が一つ、そして劇場版総集編が二つとアニメコンテンツの中でも確実に中堅以上に位置する本作ですが、この度2017年の10月28日に完全新作劇場版アニメ「特別版 Free!-Take Your Marks-」が上映される事となりました。

そこで今回はFree!の魅力と共に、気になる完全新作映画の情報も少しだけご紹介したいと思います。

特に男性のアニメファンの方の中には放送当初する―していた人もいるかもしれませんので、この機会にFree!の世界に触れてみては如何でしょうか。

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Free!って女性向けのアニメじゃないの?

出典:Free!

2013年の夏アニメとして京都アニメーションが制作をして瞬く間に人気となり、翌年2014年の夏アニメでも2期として放送されました。

男子高校生達の青春と葛藤がメインの物語となっている為、ファンの比率では圧倒的に女性が多い傾向のある本作ですが、京都アニメーションが制作している為か安定的かつクオリティの高い作画に、そのまま少年漫画でも通用するような青く、それでいて熱いストーリー展開必ずしも女性向けアニメとは言えない良アニメ作品です。

熱いOPで否応なしに上がるテンション

アニメにとってOPと言えばいわば顔とも言うべき重要なものですが、OLDCODEXの歌う本作のOPは激しいギターミュージックをメインとした完全なロックで、映像美も相まって非常にテンションのあがる仕上がりとなっています。

上記の動画はTV版の1期と2期のOPですが、これだけ見ても本作への興味が高まる出来ですね。

才能、絆、そしてライバル

物語は、泳ぐことが大好きでその泳ぎは人を魅了する程の競泳の才能を持った主人公・七瀬 遙(ななせ はるか)を中心に進んでいきます。

『水』というものに独自の価値観を抱いておりタイムや勝敗には無関心であった遙は中学一年生の頃に競泳の世界から身を引き、そのまま無気力に毎日を過ごしたまま高校二年生に。

そんな中かつての仲間との再開によって再び競泳の世界に戻っていくのですが、そこで描かれるのは中学と高校のレベルの違いに、スポーツをする上でどうしても重要となってしまう才能から起因する葛藤、そして時には支え、時には叱咤激励をする仲間との絆、そしてライバルとの勝負と、スポ根少年漫画にそのままなってしまいそうな王道なストーリーも本作の魅力と言えるでしょう。

ちなみに…

『少年漫画』という表現を使いましたが少年漫画と一口でいっても数あるわけで、個人的には本作の雰囲気はその中でも週刊少年サンデーに連載している雰囲気だと感じます。
ジャンプでもマガジンでもなくサンデー。なんとなく伝わりますかね?w

新作映画は全4話のオムニバス

気になる10月28日に公開となる完全新作映画ですが、どうやら本作は全4話構成のオムニバス形式となっているようで、TV版より過去にあたる中学時代を描いた2015年に公開された劇場版とは対照的に、TV版のその後、つまりは遙達の未来を描いた作品になっているようです。

  • 一話 運命のチョイス!
  • 二話 秘湯のクーリングダウン!
  • 三話 結束のバタフライ!
  • 四話 旅立ちのエターナルブルー!

いずれの話しも本作のメインの題材である競泳というよりもストーリー完結後の後日譚といった感じで、ゲームでいうところのファンディスクのような作品と言えます。

とはいえ全編が完全新作の上に、本作を観るファンはこれまでの作品全てをしっかりと観てきているファンだと思いますので、嬉しい事はあってもがっかりする事はまずないでしょう。

しかし逆を言ってしまえば、本作が完全なファン向けの作品である以上、これまでの作品を観ていない新規のファンにはいまいち入りが悪いと思いますので、その点においては注意が必要ですね。

ちなみに…

今回上映される映画はファン向けの作品という事でそれほど泳いでいる映像は見受けられませんが、TV版においても本作は泳いでいる所以外の日常部でも良く作り込まれています。
こういった部分も人気の高い要因なのでしょうが、個人的には主人公・遙の異常なまでの鯖押しに面白さと共に驚きを隠せない所ではありますw

最後に

以前はそれほど顕著では無かったのですが、女性アニメファンの増加に伴って現在のアニメ業界においては男性向け作品と女性向け作品がわりと分かりやすくなっています。

ただ、男性向け作品は女性も高い比率で視聴する中で、逆に女性向け作品を男性が視聴するというのはそれほど高くないと考えられます。

もちろん制作側が意図して表現しているという場合も往々にしてあり、恋愛系作品に代表されるガッチガチの女性向け作品というのもありますが、本作のように一見女性向けの作品であっても開いて観たら男性も楽しめるという作品は結構あります。

これを機に今まで避けていた作品にも目を向けると視野も広がり良いかもしれませんし、それらを抜きにしても本作は見応えのある作品ですので、まだ観ていない人にはおすすめの一作です。

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