テレビアニメでは第2期まで放送され、単行本は全12巻。妹が隠し続けてきた「隠れオタク」という秘密を知ってしまったことから、不仲だった妹に振り回されることになる「コメディー作品」である!俺の妹がこんなに可愛いわけがないをご紹介します。
あらすじ
主人公の高坂京介は、雑誌モデルをしている中学生の妹・桐乃とは、昔は仲が良かったのだが、今では挨拶も会話もない関係性になっていた。
ある日、京介は玄関で魔法少女アニメ『星くず☆うぃっちメルル』のDVDケースが落ちているのを発見する。しかも、その中にはアダルトゲーム『妹と恋しよっ♪』が入っていた。何も聞かずDVDケースとその中身を桐乃に返してあげた。
ある晩、萌えアニメや美少女ゲームが大好きでな隠れオタクであることをカミングアウトされる。京介の協力を基に、趣味を共感しあえる「真のオタ友」を探すための物語が始まる。
キャラクター紹介
高坂 京介(こうさか きょうすけ)
本作の主人公。目立った長所も短所もないが、平穏な日常を望む男子高校生。
責任感の強い、暴走したりする。
「お節介焼きのお人好しだが少し鈍い」
内面的には年相応の欠点もあり、しばしば心の中で読者に対して悪態をつく一面もあるが、あまりそれを表には出さない。
高坂 桐乃(こうさか きりの)
本作ヒロイン中学2年生。ライトブラウンのロングヘアで、ピンク色のヘアピンをつけている。ハンドルネームは「きりりん」。ファッション誌の専属モデル。
成績優秀でありながら、陸上部のエースと非の打ち所がない。
萌えアニメや男性向けの美少女ゲーム、「妹もの」が好き
表向きの生活と裏のオタク趣味との間は、どちらも不可分な自分の一部であるとして真剣に思い詰めている。
新垣 あやせ(あらがき あやせ)
桐乃の同級生で親友。桐乃と同じくティーンズ誌のモデルをしている。
明るく人当たりのいい性格だが、やや考えすぎる傾向があり思い込みが激しい。
ゲームが犯罪を引き起こすという言説に感銘を受けており、オタクに対しては「犯罪者予備軍」といった偏見や嫌悪感を抱いている。
五更 瑠璃(ごこう るり) / 黒猫(くろねこ)
中学3年生。ハンドルネーム「黒猫」。
ゴスロリファッションが好き。好意や感謝を素直に表現できない性格である。
ラノベ界の先駆者
「俺の妹がこんなに可愛いはずがない」という当時では珍しいタイトルですが、その後に発表されるラノベのタイトルに変化が表れました。
・「僕は友達が少ない」
・「中二病でも恋がしたい!」
・「俺の彼女と幼馴染が修羅場過ぎる」
・「やはり俺の青春ラブコメは間違っている」
・「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」
・「俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している」
・「旦那が何を言っているのかわからない件」
こんなタイトル昔はなかったですよね。
急になんか流行りでして、私もなんじゃこれはっwっていうのが正直な感想でした。
アニメのみならず、ラノベ界にも大きな影響を与えたこの作品。
是非見るべき作品ではないでしょうか?
3期はあるのか!?
結論から書きますと、3期はありません。その理由として、原作分を全て放送したからです。
少し残っていた原作部分は、テレビ未放送分として第14話~16話が全世界同時ネット配信が行われました。
私はニコニコ放送でみたのですが、凄い人数が集まっていたことから人気作品だったことが伺えました。
アニメ第2期エピローグのキスについて、監督の神戸洋行は「最後のキスがどういう意味を持つかは視聴者の判断にお任せする」とした上で、「この二人はまだ何かありそうな気がする」と述べている。
何かあるということは・・・3期が?と思いそうなのですが、あるとしても、OVAとかですかねぇ。
原作通りに話は進められ、最後は感動をして正直泣いてしまいました。
3期がないのは残念ですが、キリよく終わったのでこれで良かったという思いもあるので、後継作に期待したいところです!
みどころは毎回変化する曲
オープニングの作画が毎回微妙に変化していく仕様になっている。
視聴者にとっての楽しみの一つでもあり、非常に良い試みだと思います。
エンディングに関しては、なんと毎回曲が違うのです。
ニコニコ動画より一般公募された曲を使用するという試みにでたのです。
話題性を挙げるためか、制作費を抑えるためかは正直わかりませんが、視聴者にとっては楽しめたのではないでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=9joLIW_Gzjw
個人的評価
メインヒロインが妹で隠れオタク。そして「エロゲーの妹キャラが好き」という日常アニメではなかなか新しい設定だったと思います。
ファッション雑誌の読者モデルをする程可愛い妹が隠れオタクだった。
オタクは類を呼ぶ。しかし、隠れオタクは常に孤独との戦いである。
自分の趣味であるアニメを語り合える友達が欲しいと思うのは当然のことだと視聴者に共感を呼びました。
この作品が素晴らしいのは、共感点が多いということ。
1.単純にオタクの気持ちに共感できる。
2.リアル妹がいかに生意気な存在か共感できる。
3.妹とのラブコメは成立するのかという幻想を抱かせる
ほとんどの視聴者は必ずどれかに当てはまるため、見入ることができたと思います。
現実とリンクさせるという点が、これだけの有名作品になったのだと私は思います。
まだ見ていない方は少ないかとは思いますが、是非お勧めしたい作品なので、第1期からご覧ください。