未亡人恋愛アニメ【夏雪ランデブー】号泣の感想と評価

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非現実なのに、なぜか感情移入できてしまう感動系ラブストーリー
愛しているからこそ、幸せになって欲しいと思う気持ち。
涙を流した分だけ成長させてくれるアニメ。
なぜ他のアニメほど評価されていないのか?
最高の感動作品「夏雪ランデブー」私が満を持してご紹介します。


あらすじ

想いを寄せた店長に会いに花屋に通うのが日課になった主人公。


そんな彼女は夫を病死でなくしており、恋愛など眼中に全く無かった。
しかし、主人公の想い・優しさに触れ心動かされるのだが・・・大きな壁が立ちはだかる。


彼女の最強のボディーガードとの奇妙で切ない純情三角ラブストーリーが始まる。

キャラクター紹介

葉月 亮介(はづき りょうすけ)

目つきは悪い22歳の主人公。
恋をした店長の花屋でバイトをしている。
とても一途な純情な青年で、傷つき易いが、積極的な性格。
恋と幽霊に振り回される優男。

島尾 六花(しまお ろっか)

花屋で店長している30歳のメインヒロイン。
丸いおでこが特徴。
短髪で何が可愛いのかと言われればよくわからないが、なぜか可愛いwww
他のキャラとは違う可愛さを持っている。

島尾 篤(しまお あつし)

3年前に病死した六花の夫。
病弱ながら、見栄っ張り。
葉月だけにしか見えない幽霊。
六花を渡すまいと、葉月の恋路を邪魔する最強のボディーガード。

アニメのみどころ

「心境」です。

このアニメの登場キャラクターは4人しか登場しないという少数精鋭です。

登場人物が少ない分、4人にスポットが多く当たっており、「心や想い」が多く張り巡らされ交差しています。ですので、感じ方・捉え方は、各々の価値観によって大きく異なるアニメだと感じています。

何を想い、何を感じるか。

主要キャラクター3人のアニメを通して感じたことにスポットを当てて考えてみたいと思います。
①こんなに好きなのに、好きな人が見ているのは自分ではない。

②何かを変えたい、でも思い出は常に隣り合わせ。

③一生守りたい、来世でも一緒になりたい。
今回ピックアップしたこの3つですが、葉月、六花、島尾の心境のまとめ書いたものです。それぞれについてみていこうと思います。

①葉月

店長(六花)のことが好きで、同じ時を過ごしデートしているのに、自分を見てくれてないことを知りつつ、旦那を忘れさせようと努力するが、その気持ちが空回りする。
最強のボディーガードとの闘いに苦しみながらも前に突き進もうと一途な恋に明け暮れる。
六花と島尾の過去を背負いながら一緒に進もうとするその好意が好青年すぎて涙が・・・

②六花

旦那に先立たれ最愛の人を亡くし、恋なんてすることがないと思いながらも日々を過ごしてきた。
そんな時に、葉月からのアプローチにびっくりしながらも受け入れる姿が描写されている。
寂しさからなのか・・・尻軽に見えて仕方がない。夫との日々は一体なんだったのだろうと思わせる場面が多く目立った。前に進みたいのかもしれないが、夫との思い出の日々がその気持ちの邪魔をしているのかもしれない。考えれば考える程奥が深く、本当の気持ちは六花にしかわからないのかもしれない。

 

③島尾

一番六花を幸せにしたかったのは彼に違いない。
彼のセリフでこんなシーンがある。

病気も子どもも店のことも全部どっかで諦め続けた
こんな僕にだって一つぐらい譲れないものがあってもいいじゃんか。
手が届くうちに崩れてくれれば胸の一つでも貸せたのにごめんね
もし生まれ変われたとしたら僕はやっぱり君と結婚したいな。

確かにその通りだと思う。それが真実の愛なのかもしれない。
そして葉月との交際を認めるのも、愛なのかも・・・

なんというか、一つ一つがとっても深いんですよね。
ここまで考えさせられるような恋愛アニメは数少ないと思います。
文字では書ききれない部分がやはり多くあるので、視聴をお勧めします。
(※6/3時点 Anitubu!で視聴可能なのは確認が取れました)

あの恋空の続編作品!?

恋愛モノが好きな人であれば、感動作の代名詞ともいえる「恋空」はご存じだとは思いますが、それの続編かと思わせるこのアニメ「夏雪ランデブー」。


なぜ私がそう思ったかというと、「夫の最期を見届けるまで尽くした妻」と「妻に嫌われてでも幸せになって欲しいと思う夫」。そしてあの名言が私の中で蘇えった・・・

「私は今でもあの空に恋をしています。」
そしてその人は愛しき人には見えない幽霊となって現れた。って流で考えると「恋空」は「夏雪ランデブー」の続編なのではないだろうか?と思って調べたのだが、全く関係はなかった。(笑)
非常に似ている部分も多いと感じたので、「恋空」が好きな方には是非観ていただきたいおすすめ作品です。

個人的感想

あまり取り上げられることが少ないこの恋愛アニメですが、ダークホースではなく、大本命アニメです。ランキングにもあまり上位に表示されていないためみていない方も多いと思いますが、これ抜きで恋愛アニメを語ることはできません。
今回このアニメを絶対おすすめ恋愛アニメ【俺が選ぶTOP10】ランキングに選出していないのには理由がありまして。幽霊が実在するかどうかは霊感の無い私には非現実だという理由から、ランキングから外させていただきました、泣ける恋愛アニメランキングの方では一番に書いている作品になります。現実的な設定ではないものの、共感でき、深くのめり込むことができるのがこのアニメの良い所だと思います。夫を亡くした妻が、もう二度と恋なんてしないと思っていたが、恋に落ちる。ありがちなのに、独特の雰囲気が王道と思わせない感覚が更に引き込まれてゆくのかもしれません。これは泣けます。是非ご覧ください。

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