アニメファンからしたら次クールの情報というのは気になるものです。
2017年の春アニメもクライマックスに向かう中、来季夏アニメの情報もいよいよ出揃ってまいりました。
2017年の夏アニメの数は実に40作品オーバー。
漫画原作からは2013年の漫画大賞で2位を受賞した「ボールルームへようこそ」を筆頭に10作品以上。またアニメ界のメジャートレンドとも言えるライトノベルを含む小説原作も7作品を超えていますが、今季のアニメで注目したいのはやはり続き物です。
過去に何度もアニメ化を果たし、今年で誕生20周年を迎える最遊記シリーズから最新作「最遊記RELOAD BLAST」。そして2012年の第1期放送から熱狂的なファンを獲得して今回で4期目となる「戦姫絶唱シンフォギアAXZ」。この2作品は6作品ある続き物でも特に期待の高まる作品です。
もちろん上記以外でも今期はオリジナル作品にゲーム原作の作品や美少年アニメや美少女アニメなど、バラエティ豊かにバランスの良いラインナップと言えます。
ですが、いくら魅力的なラインナップだとしてもさすがに全ての作品を視聴するのでは時間がいくらあっても足りないと思います。
そこで今回は豊作の予感をひしひしと感じられる2017年夏アニメの中から、個人的におすすめのアニメを5作品を厳選してランキング形式にてご紹介します。
5位 最遊記RELOAD BLAST
第5位は作品誕生20周年にして、TVアニメシリーズ4作目に当たる最遊記RELOAD BLASTです。
1999年に始まった第1作目のアニメシリーズか実に18年。前シリーズから12年。そして原作漫画においてもシリーズ最終章と位置付けられているRELIAD BLASTが満を持してのアニメ化という事で、原作ファンからしたらたまらない作品でしょう。
主役である三蔵一行の声優陣は、短気なうえに口が悪く銃を武器にする破戒僧・玄奘三蔵に「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」でレイ・ザ・バレル役を演じた関俊彦。
力強く心根の純粋な腹ペコキャラ・孫悟空には「ひぐらしのなく頃に」で前原 圭一役を演じた保志総一朗。
大雑把な性格で女癖の悪い、妖怪と人間のハーフ・沙悟浄には「ONE PIECE」のサンジ役でお馴染みの平田広明。
物腰柔らかいツッコミ役にして一行の影の権力者・猪八戒には「銀魂」で桂小太郎を演じる石田彰とアニメシリーズ第1作から変わらない豪華メンバーなのもポイントです。
原作や前作を知らない人からしてみれば少しだけ入りづらいかもしれませんが、それでもおすすめの作品です。
須く観よ!
4位 異世界食堂
第4位は普段は普通の食堂なのだが、なぜか土曜日だけは異世界につながる不思議な洋食店「ねこや」を舞台にした群像劇、異世界食堂になります。
小説家になろう発のファンタジー系ライトノベルを原作とする本作は、よくラノベ系にありがちな美少女ハーレムや異世界チートで主人公無双的な事は全くなく店員と客、時には客同士による群像劇を楽しむ作品ともいえるのですが、やはり本作最大の魅力といえば飯テロとも言われてしまう程の美味しそうな食事描写でしょう。
制作会社はアニメ「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」や「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」シリーズを手掛けるSILVER LINKなのは作画にうるさい方も納得でしょう。
まだティザーPVしか発表していないので肝心の食事シーンは分かりませんが、もしかしたら視聴した日の献立に影響がでるかもしれませんね。ダイエットをしている人にはツライかも?w
3位 DIVE!!
第3位は飛込み競技に青春を掛ける少年たちの物語 DIVE!! です。
第52回小学館児童出版文化賞受賞した森絵都の同名小説が原作。作品が発表されたのは2000年から2002年にかけてなのですが発表当時から根強い人気があり、のちにラジオドラマ化や映画に漫画と各種メディア化されて、満を持してのアニメ化という事になります。
飛込みというあまり世間ではあまり大きく知られていない競技を題材にした作品にも関わらず、原作者自身がスポ根青春小説と明言しているだけあってその展開はまさにスポ根作品のそれと言えます。
- 始めは平凡な中学生でありながら徐々にその才能を開花させていく主人公の坂井知季(さかい ともき)
- 両親共に元飛込み選手のサラブレッドでありライバルの富士谷要一(ふじたに よういち)
- そして島からやってきた恵まれた体格と天才ダイバーと呼ばれていた祖父譲りの才能を持つ高校生ダークホースにしてもう一人のライバル 沖津飛沫(おきつ しぶき)。
この3人が織りなすドラマはまさに少年漫画の王道。
熱い青春漫画が好きな人はもちろんの事、名作揃いで名高いノイタミナ枠ですのでアニメファンも必見の一作ですよ!
2位 戦姫絶唱シンフォギアAXZ
第2位はシリーズ第1作放送から根強いファンを獲得し続けるSF 変身ヒロイン美少女バトルアニメ戦姫絶唱シンフォギアから第4シリーズ戦姫絶唱シンフォギアAXZ(アクシズ)です。
女の子たちが歌を歌って召喚したものを、自らの身体に憑依させて戦う変身ヒロイン物をコンセプトにした本作もついにシリーズ4作目になります。
最初はネタアニメかと一部から揶揄されていましたが、蓋を開けてみれば熱血バトル系少年漫画のような怒涛の勢いに、美少女達の友情やほんのりとした百合の香りも相まって根強いファンを獲得しています。
本作の魅力はその熱いストーリー展開といえますが、それは百聞は一見に如かず。放送開始までまだ時間はありますので、是非とも今までのシリーズを見て頂いて、その熱さと勢いを体感してみて下さい。
この拳も! 命も! シンフォギアだ!!
1位 ボールルームへようこそ
第1位は社交ダンスを題材にしたスポーツ作品ボールルームへようこそです。
現在月刊少年マガジンで連載中の同名漫画が原作ですが、他の作品を差し置いて本作が1位になった理由はその原作が圧倒的に面白いからと言えます。
もちろん原作が面白いからアニメも面白いとは言えないのですが、そこはここ最近「黒子のバスケ」や「ハイキュー!!」といった激しい動きのあるアニメを原作の雰囲気も壊さず見事に作り上げた大御所 Production I.G が制作をしているだけあって期待値は非常に高く、現在第4弾まで公開されている PV 動画を見ても原作の絵柄や雰囲気を損なわない素晴らしいクオリティを感じさせてくれます。
そういった期待値の高さに加えて、特定の層ではなく誰もが入りやすいというのもおすすめランキング1位の理由でもあります。
作中で主人公の富士田 多々良(ふじた たたら)が社交ダンスにどんどんのめり込んでいくように、視聴者も本作の魅力にハマってしまうかもしれませんよ。
最後に
如何でしたでしょうか?
全体的に夏のアニメにふさわしく熱めの作品がランキング入りしましたが、この他にも人気の物語シリーズから「終物語」の2期や今期新たにアニメ化となる「魔法陣グルグル」に、こちらも人気のシリーズであるFATEシリーズから「Fate/Apocrypha(アポクリファ)」など注目作品は多くあります。
夏アニメが本格的に放送開始するのは7月からになりますので、それまでの1ヶ月間で注目作品の原作や前シリーズを掘り下げるのも良いですし、出揃った情報を元に視聴する作品を選ぶのも良いと思います。
限られた時間の中で上手にアニメを楽しむには情報のチェックは欠かせません。もちろん、全部余すことなく視聴するという剛なる選択もアリですがw
今年の夏アニメも今から楽しみですね。